セミナー詳細

2023年9月12日(火)10:00～17:00

管理会計はあらゆる業種・業態の企業にとって、経営管理を行う上で有効となる考え方の一つです。しかしながら、一般的な考え方や知識を学んだものの、自社事業に固有の問題や特殊要因を踏まえるとそのまま応用できるのか、実務上どのような処理が必要となるのか難しく思われる担当者も多いのではないでしょうか。
　本セミナーでは、管理会計の基本的な知識や考え方を学んだ次のステップとして、経営判断・意思決定に活用するための手法をわかりやすく解説いたします。事業分析や評価の手法から、業務執行や設備投資の意思決定の手法まで、具体的な事例や演習を交えながら実践的に学んでいただけますので、すぐに実務に活かしていただくことができます。

第１章　管理会計とは
　１．管理会計とはなにか
　２．管理会計と財務会計の違い
　３．意思決定会計とはなにか

第２章　現状分析の手法
　１．損益分岐点分析
　　（１）原価の固変分解
　　（２）損益分岐点分析【演習】

　２．事業部の業績評価
　　（１）セグメント別損益計算【演習】
　　（２）資本コストの算定【演習】
　　（３）業績評価（事業部長、事業部）【演習】

第３章　意思決定への活用手法
　１．業務執行における意思決定
　　（１）埋没原価と機会原価【演習】
　　（２）受注の可否の意思決定【演習】
　　（３）自製か購入かの意思決定【演習】
　　（４）適正在庫を求める【演習】

　２．設備投資の意思決定
　　（１）キャッシュフロー【演習】
　　（２）設備投資（回収原価法）【演習】
　　（３）設備投資（DCF法）【演習】
　　（４）リースか購入かの意思決定【演習】
　　（５）取替投資の意思決定【演習】

公認会計士・税理士　槙下　伸一郎　氏
　テルモ株式会社を経て、中央青山監査法人および有限責任監査法人トーマツに勤務。監査関連業務のほか、株式上場支援関連業務や企業再編業務などに従事。平成22年に独立、槙下公認会計士事務所を開業。
　講師としては、クライアント向け研修のほか、商工会議所等において会計実務や管理会計に関するセミナーを指導している。
関西学院大学商学部卒業。神戸大学大学院経営学研究科修了（経営学修士）。