セミナー詳細

2023年9月11日(月)10:00～17:00

学校法人会計のなかでも、その取り扱いが特に難解かつ重要とされている勘定科目が「固定資産」と「基本金」です。これらの処理にあたっては、学校法人会計特有の考え方の理解が欠かせませんが、体系的に学ぶ機会はなかなか多くはありません。
　本講座では、固定資産の会計処理について、実務上のポイントに照らし合わせながら解説いたします。

【１日目：固定資産の会計処理】
１：固定資産
　　(1) 固定資産計上の必要性
　　(2) 固定資産の計上額と計上時期
　　(3) 施設関係支出
　　(4) 付随費用の取扱い
　　(5) 設備関係支出
　　(6) 重要性の基準
　　(7) 少額重要資産
　　(8) 図書
　　(9) ソフトウェア
　　(10) 資本的支出と修繕費の区分
　　(11) 固定資産の減価償却
　　(12) 固定資産の除却と売却（有姿除却を含む）
　　(13) リース取引
　　(14) 固定資産の現物管理

２：有価証券
　　(1) 有価証券の購入
　　(2) 有価証券の売却
　　(3) 有価証券の評価
　　(4) 有価証券に関する注記

３：特定資産
　　(1) 特定資産とは
　　(2) 特定資産の会計処理

４：固定資産の演習問題

※電卓を必ずご持参ください。
※貴法人の下記計算書類もご持参いただくと、講義内容との照らし合わせに効果的です。
　①資金収支計算書　　②事業活動収支計算書
　③貸借対照表　　　　④注記表
　⑤固定資産明細表　　⑥基本金明細表（組入計画表含む）

有限責任監査法人トーマツ
パブリックセクター・ヘルスケア事業部
公認会計士　森　由美　氏

平成29年2月有限責任監査法人トーマツ京都事務所に入所。令和2年公認会計士登録。
京都事務所在籍時には、サービス業・製造業・小売業等の会計監査業務に従事。現在のパブリックセクター部門に異動後は、主に学校法人・国立大学法人・医療法人・社会福祉法人の会計監査業務に従事する他、公的研究費に関する研修講師も務める。