セミナー詳細

2024年1月24日(水)13:30～17:00

グループ通算制度は、企業グループ内の法人がそれぞれ法人税額の計算・申告を行い、その中で損益通算等の調整を行う制度です。各子法人で個別申告が可能であり、後発的な修正・更正は原則として他のグループ内法人の税額計算に反映されないため、従来の連結納税制度と比較して業務負担の軽減が見込まれています。
　本セミナーでは、グループ通算制度の概要から適用にあたっての注意事項や、実務上のポイントを解説いたします。税効果会計に関する会計処理上の留意点も解説いたしますので、新たに適用を検討される企業、継続適用される企業の担当者にもおすすめいたします。

Ⅰ．グループ通算制度の概要
　１．グループ通算制度とは？（損益通算の考え方）
　２．グループ通算制度と連結納税制度の違い
　３．グループ通算制度における所得金額・法人税額の計算
　４．グループ通算制度における申告・納付等
　５．修正申告における遮断措置

Ⅱ．グループ通算制度適用にあたっての実務上のポイント
　１．開始、加入、脱退の取扱いと申請手続
　２．新規加入時の時価評価の取扱い
　３．グループ通算制度における繰越欠損金の取扱い
　４．税額控除の取扱い（外国税額控除、研究開発税制、所得税額控除）
　５．その他の取扱い（受取配当等の益金不算入、寄付金の損金不算入、中小判定等）

Ⅲ．グループ通算制度を適用した場合の税効果会計のポイント
　１．法人税及び地方法人税の会計処理
　２．税効果会計に関する会計処理
　３．税効果会計に関する表示・注意事項

あすかコンサルティング株式会社
代表取締役　公認会計士　津田　佳典　氏

1995年大学卒業後、中央監査法人（後のみすず監査法人）に入所。2007年あすかコンサルティング株式会社代表取締役就任。現在は、連結決算・グループ会社経営管理等のコンサルティング業務に従事する一方、上場企業の社外役員や企業向けセミナー等の講演活動でも活躍中。

あすか税理士法人
代表社員　税理士　高田　和俊　氏

2003年大学卒業後、大阪市内の税理士法人を経て、2007年あすか税理士法人入職。2010年2月税理士登録。同年10月あすか税理士法人代表社員就任。現在は、上場・非上場企業の税務顧問業務や国際税務アドバイザリー業務に従事。また、各種セミナー講演等でも活躍中。