セミナー詳細

2024年10月7日(月)10:00～17:00

中期経営計画は多くの場合３～５年間の計画となりますが、変化の激しい昨今において、その策定をいかに行うかは非常に難しいものになっております。また、計画の数値化にこだわるあまり、ビジョンや戦略性が損なわれた計画に陥ってしまう事例も散見されます。
　予測がつかないからこそ、自社の戦略の方向性を明確化し、組織力と競争力の強化につながる組織行動を計画することが重要です。この講座では、戦略の分析や検討の基本となるフレームワークの使い方を基本から講義します。そして、各種演習を通して自社の分析に取り組んでいただき、実務上の勘所を学んでいただきます。

１．中期経営計画とは
　（１）中期経営計画の役割と目的
　（２）3年でできること
　（３）中期経営計画の構成

２．目指すべき中期経営計画
　（１）組織力・競争力が強くなる中期経営計画を目指す
　（２）外部環境の分析を忘れない
　（３）フレームワークを使いこなす

３．戦略の方向性を明確にする
　（１）マクロ環境分析「ＰＥＳＴ」【演習】
　（２）業界の特性から戦略を導く「5フォース」【演習】
　（３）成長の方向の検討「アンゾフのマトリックス」
　（４）過去から未来への成功要因「トレンド分析」
　（５）今後の成功要因を明確にする「3Ｃ分析」【演習】
　（６）競争地位別戦略【演習】
　
４．強みの強化策の検討
　（１）持続的な競争優位の構築「BRIO」
　（２）事業のプロセスを磨く「ビジネスシステム」【演習】
　（３）ビジネスモデルを検討する

５．組織・システムの設計
　（１）組織・人材と戦略を連動させる「7S」【演習】
　（２）組織の変革を進めるプロセス

６．数値計画への展開
　（１）管理指標のポイント
　（２）戦略指標の設定・プロセス指標の設定【演習】
　（３）財務目標の展開
　（４）積上型と配分型

７．実行に向けて
　（１）実行者を巻き込む
　（２）わかりやすい表現を使う
　（３）年度計画への落とし込み