セミナー詳細

2024年10月4日(金)10:00～16:00

～法務マネージャーに求められる視点と取り組むべき課題を解説～

　経営環境の変化やグローバル化の進展に伴い、企業法務が担う業務範囲は拡がり続ける一方、より高い専門性も求められるようになりました。事業をめぐって複雑化する様々な法律問題に適切に対処していくためには、法務部門の機能強化が不可欠であり、これからの企業経営の重要課題のひとつと言えます。
　本セミナーでは、法務部門が自社内で期待された役割を十分に発揮するために、部門の特性に応じたマネジメントや人材育成などの具体的なすすめ方について解説いたします。自社の法務部門の更なる機能強化を図りたい方はもちろん、既に法務部門はあるけれどもうまく機能していないといった課題を抱える方にもご活用いただける内容です。

１．企業法務の役割の変化
　（１）基本的な役割
　（２）新しい役割の登場
　（３）基本的な役割と新しい役割の間に潜む課題・組織マネージャーの役割

２．法務部の組織マネジメント
　（１）法務組織と業務範囲
　（２）事業部門との関係
　（３）経営者との関係
　（４）グループ内企業（海外含む）との関係
　（５）予算・経費
　（６）責任と権限
　（７）専門家ネットワーク

３．法務担当者に求められるスキル
　（１）会社は何を求めているか、会社に何を求めるか
　（２）法律の専門知識と常識
　（３）問題の発見能力
　（４）問題解決へのロジカルシンキング
　（５）表現力
　（６）行動力
　（７）強さと柔軟性
　（８）コミュニケーション能力

４．採用・育成・ローテーション
　（１）新卒採用・経験者採用・専門家採用
　（２）育成プログラム
　（３）社内研修、社外研修
　（４）現場で学ぶ
　（５）出張（海外含む）で学ぶ
　（６）社外の専門家から学ぶ
　（７）ローテーションの活用
　（８）人事評価（目標管理）

５．契約業務
　（１）一般法と特別法、任意規定と強行規定、判例
　（２）契約工程と法務部の立ち位置
　（３）契約の決済と法務部の役割
　（４）若手社員の契約業務とメンタリング

６．法律相談業務の留意点
　（１）法律相談と法務部の役割
　（２）相談内容への対応（個別対応、社内共有、機密扱い）
　（３）若手社員のメンタリング

７．コンプライアンス
　（１）法務部員の判断基準・価値観と会社の判断基準
　（２）ハードローとソフトロー
　（３）グローバルコンプライアンスへの対応
　（４）リスクマネージメントの工夫
　（５）コンプライアンス違反と法務部の役割
　（６）若手社員のメンタリング
　
８．法務部が直面する紛争
　（１）紛争の種類
　（２）紛争の解決方法と社内同意
　（３）若手社員のメンタリング

９．弁護士その他専門家の活用
　（１）顧問弁護士のメリットと・デメリット
　（２）事業部門と弁護士との橋渡しの役割
　（３）その他専門家と法務部の関係
　（４）弁護士等の費用負担