セミナー詳細

2025年8月6日(水)10:00～17:00

～物流アプローチと商物一体改善の手法を学ぶ～

　昨今のパンデミックや国際情勢などの影響から、物流を取り巻く環境は大きく様変わりし、従来の延長線上のアプローチでは物流品質の改善やコストダウンを進めることが難しくなってきました。また、トラックドライバーの時間外労働時間の上限規制が施行により、『運んでもらえなくなる』ことが現実味を帯びる現在、物流会社へ指示すればよいだけの時代は終わり、顧客からの注文・要求に応えるためにはどのような仕組みが必要かを、商流と物流の両面から考慮することが求められています。
　本セミナーでは、物流改善の前提となるロジスティクスという視点と考え方を基礎から学んでいただきます。そのうえで、サービス品質を向上し、利益を生み出す物流部門をつくるためのロジスティクス改善アプローチを、物流起点でのテーマ別事例を交えながら解説いたします。

１. 物流の基本機能とロジスティクス
　　（１）ロジスティクスの機能
　　（２）良い物流現場とは
　　（３）物流とロジスティクスマネジメントの違い

２. 物流改善要素の発見方法
　　（１）見える化の本当の意義
　　（２）物流業務改善の定石
　　　　①問題の捉え方
　　　　②業務改善の対象
　　（３）スピーディに改善効果を出す方法
　　　　①プロセス改善「ECRSの原則」
　　　　②現場改善「6つのない」
　　　　③物流を見える化するコツ

３. 在庫と物流センターの設置意義
　　（１）在庫の功罪
　　　　～在庫問題はロジスティクステーマの重要ポイント～
　　（２）ロジスティクス・コストトレードオフ
　　　　～物流からロジスティクスへ切り替わるポイント～
　　（３）物流センターの役割と設置意義
　　　　～何のために、どのように物流センターを設置するのか？～

４. ロジスティクス改善事例
　　（１）梱包規格
　　（２）ロジスティクス評価指標
　　（３）物流DX