セミナー詳細

2025年8月8日(金)10:00～16:00

多様な価値観に基づく働き方や人々の就業意識の変化、昨今の物価高騰や賃上げトレンドをはじめ、政府による人への投資の抜本的強化など、人事部門担当者は、対応が求められる領域が拡張しています。また、不確実な状況に対しても速やかで柔軟な動きが必要となり、担うべき役割と責任は一層大きくなっています。一方で、旧態態然とした労働慣行も残るなか、変わり続ける会社と個人の関係との整合など人事マネージャーに求められる役割は変化し、拡張しています。
　本セミナーでは人事部門の役割がどのように変化しているのかを踏まえた上で、これから取り組むべき課題と内容について講師の経験を交えて解説いたします。なかでも、人事部門がどのようなメカニズムで経営パフォーマンスに貢献するのか、そのために必要な機能強化はどのようなものか、流行でなく本質を捉え「わが社らしい人事部門の在り方」を人事マネージャーが考え、実行にむけてどのようにアプローチするのかを示唆いたします。

1．人事部門の役割
(1)現在の人事を取り巻く環境
(2)人事と人事部門
(3)人事管理と労務管理
　～似て非なる役割と仕事内容～
(4)人事部門の役割の変遷
　～人事は流行に従う？ 人事のこれまでとこれから～

２．人事部門の機能　～組織内のバリューチェーン～
(1)人事部門が役割を果たすための機能
　～社内のコミュニケーター、各部門のサポート、全社のモチベーター～
(2)活動の相互作用で達成すべき機能
　～組織能率向上、組織統合、組織環境適応～
(3)組織をつくる
　～雇用管理から労働力管理　等級・内部資格～
(4)組織とひとの関係づくり
　～採用、リテンション、退出～
(5)仕事を割り振る
　～配属、配置転換、昇進～
(6)仕事に報いる
　～評価、報酬、目標管理～
(7)ひとが育つ、ひとを育てる
　～人材育成、人材開発、組織開発～
(8)労使関係
(9)働きがいのマネジメント

３．わが社の人事部門の在り方
(1) 人材不足待ったなしの環境で、わが社はどの機能を強化するか
(2) わが社の人事部門の在り方を考えよう