セミナー詳細

2026年1月29日(木)13:00～17:00

～受入れから退職後までの基本的な手続きのポイントを解説～

　現在、日本での外国人労働者は230万人を超え、少子高齢化による人手不足や政府の積極的な外国人材の受入れ体制等を背景に、今後さらに増加することが予想されます。外国人雇用の現状を理解し、外国人労働者が安心して働ける環境を整えて活躍につなげることは、これからの時代に企業が取り組むべき重要な課題の一つとなっております。
　本セミナーでは、今後行われる制度改正を含む外国人雇用の最新動向を踏まえつつ、外国人労働者の受入れから退職後までにおいて企業が押さえておくべき実務上の留意点をわかりやすく解説いたします。

０．イントロダクション
（１）外国人雇用の本質
（２）退職・帰国時の対応が次の採用力を決める
（３）選ばれる企業になるための心得
（４）信頼循環モデルとは？

１．外国人雇用の最新動向
（１）外国人労働者数・在留外国人数の推移
（２）国別・地域別の送り出し事情と協定状況
（３）産業別労働力不足の見通し
（４）政府方針と社会的背景

２．入管法と在留資格の基礎
（１）入管法の基本構造と法的枠組み
（２）就労可能な在留資格の分類
（３）業務内容と資格該当性の整合性
（４）在留期間更新・在留資格変更申請の基礎

３．特定技能制度の理解
（１）制度の位置づけと目的
（２）特定技能１号・２号の構造・移行条件
（３）支援計画・登録支援機関の役割と義務
（４）転籍・定期届出・報告義務の実務運用

４．制度改正と将来見通し
（１）育成就労制度の概要
（２）登録支援機関への監督強化、定期届出制度の年1回化
（３）2027年を見据えた法改正の方向性

５．外国人労務管理の実務
（１）労務管理の5本柱とは
（２）実務トラブル事例
（３）支援責任者・担当者体制の整備

６．退職・帰国後の手続きと信頼構築
（１）退職時の基本手続
（２）脱退一時金の仕組み・対象・支給額・申請手順
（３）所得税の還付
（４）帰国後フォローと再雇用への布石